1999年以来、年平均200回の握手会を開催し、「握手会の聖地」として親しまれた東京・福家書店銀座店が31日をもって閉店。韓国の5人組グループ「BIGBANG」が店の歴史を締めくくる握手会を行った。
9月29日に公式フォトブックを発売。同27日に配布した整理券1500枚は2時間でなくなり、急きょ500枚を追加発行。ネットオークションでは10万円以上の値で取引された。
握手会参加の2000人以外にもファンが大挙し、D―LITE(21)は「ライブより緊張する」と武者震い。メンバーは「日本のファンと皮膚と皮膚が触れ合う貴重な機会」と、笑顔で1人1人の手を握った。
BIGBANG聖地最後の握手会
タレントや著名人の出版記念握手会の聖地で、10月25日に閉店した東京・福家書店銀座店で31日、最後の握手会イベントが開催された。韓国の男性5人ダンスボーカルグループBIGBANGが、公式フォトブック「BIGBANG PRESENTS ELECTRIC LOVE TOUR2010」の出版記念イベントのために来日。99年から本格化した同所での握手会には100万人以上が訪れた。韓国の人気グループがイベントのフィナーレを飾った。
週末の歩行者天国が、タレントファンで埋め尽くされる銀座の風物詩の1つが、終わりを告げた。午後3時半。芸能人や著名人が出版記念握手会を開催してきた福家書店の、最後のイベントは2時間で無事終了。1975年(昭50)7月開店以来、35年間営業してきた老舗書店のシャッターが静かに閉じられた。
最後のイベントには、韓国のみならず、日本でもブレーク中のBIGBANGが招かれた。5人は「日本で最も握手会が開かれてきた書店でトリに指名されるなんて、光栄です!」と、握手会のためだけに緊急来日を決めたという。
D-LITE(21)は「日本のファンとこんなに近くなるなんて初めて。正直恥ずかしい。ライブより緊張します」と照れた。T.O.P(22)も「握手会は、皮膚と皮膚が触れる、意義深いイベントです」。ファンだけでなく、アーティストにとっても、貴重な体験だと話した。
BIGBANGの握手会整理券は、9月26日未明に突然発表されたにもかかわらず、2時間で1500枚が完売。ネットオークションで1枚10万円まで高騰し、急きょファンクラブ限定の500枚を追加するほどの人気だった。追っかけファンの対策で警備員も80人を動員。店内の1階には、5人の写真パネルや衣装を飾る展示コーナーを設営し、フィナーレにふさわしい盛り上がりを見せた。
年平均200回のイベントに、平均500人が来客。同店が、本格的に握手会を催すようになった99年からの足かけ12年。約120万人が有名人の手を握るために訪れた。同店関係者は「出版不況に対応するための施策の一環」と閉店理由を説明した。今後はアパレル店に様変わりし、書籍や握手会は、近年イベント数を増やしている福家書店新宿サブナード店に集約される。【瀬津真也】
BIGBANGイベントにファン殺到
韓国の人気5人組グループ・BIGBANGが31日、東京・福家書店銀座店で公式フォトブック「ELECTRIC LOVE TOUR 2010」の発売記念イベントを行い、出版イベントの“聖地”と呼ばれる同書店銀座店の最終日をド派手に締めくくった。歩行者天国になっていた書店前の銀座中央通りは限定2000人の参加者で埋め尽くされ、警備員80人が警戒に当たった。日韓を通じて初の本格的な握手会を行ったD‐LITE(21)は「ライブより緊張します」と2時間半にわたって“お別れ会”を盛り上げた。
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“聖地”のフィナーレを盛り上げるべく、BIGBANGがひと肌脱いだ。
75年にオープンした老舗書店である福家書店銀座店は、99年のリニューアルを機に本格的に出版イベントを開催。毎年200回ほど実施される握手会には平均500人のファンが駆け付け、12年間で100万人以上がタレントたちとじかに触れ合える至福の時間と場所を提供してきた。
長嶋茂雄(74)や浜崎あゆみ(32)が初のファンイベントを行ったのも同書店。06年4月には歌手再デビューした森昌子(52)がビール箱の上からファンに感謝の言葉を届け、08年9月には小池徹平(24)が1万556人の同書店集客記録を樹立…勝新太郎からモーニング娘。までがこの場所でファンと過ごした。
BIGBANGのフォトブックは9月末に発売されていたが、書店側が最終日に合わせて握手会を依頼。母国・韓国を含めても本格的な握手会は初めてだったが、意気に感じたBIGBANGも“お別れ会”を盛り上げるために来日した。
チケットはネットオークションで10万円以上の値がつく人気ぶり。“聖地”のフィナーレを任されたメンバーのD‐LITEは「ファンをじかに感じられる機会なので、ライブより緊張します」と流ちょうな日本語で充実した表情を見せた。
出版不況などの理由から幕を引く同書店銀座店は、このイベントをもってシャッターを下ろした。跡地にはアパレル店が入り、新たな銀座の顔として街を彩っていく。
BIGBANG“聖地”で「大トリ」握手会…福家書店銀座店閉店イベント
韓国の人気5人組グループ・BIGBANGが31日、東京・福家書店銀座店で初の公式フォトブック「ELECTRIC LOVE TOUR2010」(幻冬舎・2800円)発売記念握手会を行った。
1975年に開店した同店は年間で200人ものタレントが出版記念イベントを行い、“握手会の聖地”として知られてきたが、経営戦略の一環で10月末の閉店が決まり、この日が最後のイベント。日本で最も勢いのあるBIGBANGに“トリ”を飾ってもらおうという書店のオファーを受け、この握手会のために来日した。
V.I(19)は「イベントのおかげで日本に来ることができてうれしい。羽田空港が新しくなっていてスゲーってビックリしました。牛丼マニアなので、着いてすぐ牛丼を食べました。日本の牛丼はウマイ!」と今年8月以来の来日に大喜び。リーダーのG―DRAGON(22)も「みなさんにすばらしい思い出を作ってほしい」と笑顔を見せた。
9月に配布した計2000枚の参加整理券は約2時間で“完売”。インターネットのオークションでは10万円以上の値をつけるプラチナチケットになった。通常営業は終了しており、この日は1階にメンバーの私物やステージ衣装を展示する“特別待遇”。店舗の外の銀座中央通りはファンで埋め尽くされ、華々しく幕を閉じた。
◆福家書店 全国に約20店舗を展開する書店チェーン。銀座店は99年のリニューアルを機に本格的にタレント、歌手の握手会を開催。12年間、約2400組の握手会で100万人以上を動員した。銀座店の動員記録は08年9月の小池徹平で1万556人を集めた。新宿サブナード店など他店舗は今後も通常通り営業。
BIGBANG 握手会聖地のラスト飾る 公式フォトブック発売記念イベント
韓国の5人組ダンス&ボーカルグループ「BIGBANG」が31日、東京・銀座の福家書店銀座店で、日本メジャーデビュー後初の来日ツアーの公式フォトブック「ELECTRIC LOVE TOUR 2010」(幻冬舎)の発売記念イベントを開催。限定約2000人のファンと握手会を行った。
1975年に銀座の中央通り沿いにオープンした同店は、直接芸能人に会える“握手会の聖地”として親しまれてきたが、経営戦略の一環で10月25日に営業を終了。この日のBIGBANGのイベントを最後に完全閉店し、35年の歴史に幕を閉じた。
銀座店では99年のリニューアル後から本格的な握手会イベントがスタート。年間平均で200回行われ、この12年間で約2400回、延べ100万人以上のファンが訪れた。
有終の美を飾るアーティストとしてオファーを受けたBIGBANGは、8月27日放送のテレビ朝日系「ミュージックステーション」への出演以来、約2カ月ぶりの来日とあって、9月27日に店頭で配布された約1500枚の整理券はわずか2時間で配布が終了。急きょ500枚分が追加されたが、大手オークションサイトでは、整理券が10万円で売り出されるほどの人気ぶりを見せた。
日韓両国での活動を通じて、これほど大規模な握手会は初めて。メンバーのD-LITE(21)は「ライブよりも緊張しています」と話す一方で、T.O.P(22)も「ファンと皮膚と皮膚が触れ合うという意味では貴重な機会で楽しみ」と声を弾ませた。
また、V.I(19)は「羽田空港(の国際線ターミナル)が新しくなっていてびっくりしました。僕は牛丼マニアなんですけど、(10月30日に)日本に着いた瞬間に食べました。さすが日本の牛丼はうまい!!」と流ちょうな日本語で日本好きをアピールした。
現在は韓国でニューアルバムを制作中という5人。3日にはさいたま市のさいたまスーパーアリーナで、韓国出身のアーティストが多数出演する音楽イベント「SEOUL TOKYO MUSIC FESTIVAL 2010」に出演する。
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